いつもboidマガジンをご愛読いただき、ありがとうございます。
残念なお知らせですが、boidマガジンは本サイトでの運営を2025年6月末で休止することになりました。それにともない定期購読料の課金は5月31日(土)で停止します。
発行人であるboid樋口泰人からの説明、ならびに今後の予定や注意事項を掲載しておりますのでご確認ください。

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boidマガジン一時休止と形態変更のお知らせ

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第13回 前半
boidラジオ「Voice of Ghost」第13回はゲストに井手健介さんと甫木元空さんをお迎えし、前編では、お二人が全国の劇場を回る「幽体離脱ツアー」についてお話しいただいたきました。広島、新潟など各劇場にて変化するライブ、ライブの着想元も明かされます。募集中の「私の不思議体験」では、樋口の不思議体験話が止まりません。
*山口情報芸術センター[YCAM]、宮﨑キネマ館はチケット発売中、新文芸坐は7/26(土)よりチケット発売です。「私の不思議体験」募集の詳細はこのページの下部をご覧ください。
*山口情報芸術センター[YCAM]、宮﨑キネマ館はチケット発売中、新文芸坐は7/26(土)よりチケット発売です。「私の不思議体験」募集の詳細はこのページの下部をご覧ください。

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大音山の麓 第12回
湯浅学さんが過去に様々な媒体に書かれた原稿を発掘していく連載「大音山の麓」第12回。3回にわたって掲載してきた漫画雑誌「アックス」(青林工藝舎)の連載「昼も夜も眠れない盤で生きる。」の最終回までを再録します。連載当時のことを振り返って書かれた解説をあわせてご覧ください。
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妄想映画日記 第202回
樋口泰人の「妄想映画日記」第202回です。体調は上向きとなり、『サスカッチ・サンセット』『エドワード・ヤンの恋愛時代』『フェイシング・モンスターズ』『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』『ミルドレッド・ピアース』『潜行一千里 ILHA FORMOSA』『イコライザー THE FINAL』を観たり、湯浅学さんのイベント「大滝詠一と私」へと遠出もした6月下旬の日記です。

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mud vacation 第11回
猪股東吾さんによる連載「mud vacation」は梅雨が明けた沖縄の6月の日記です。猪股さんが暮らす地域にオープンするテーマパークの住民向け説明会、LAでの移民・関税執行局(ICE)へのプロテスト、イスラエルとアメリカによるイラン攻撃、石垣市長の失職、80回目の「慰霊の日」などについて書かれています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第12回 パート3
boidラジオ「Voice of Ghost」第12回は、当初4つのパートに分けて配信する予定でしたが、パート3とパート4を一つにまとめてお届けします。ゲストの音楽評論家・ミュージシャンの湯浅学さんの音楽の原体験から、人間不信に陥った出来事、好きなお笑いの影響、ボブ・ディランの音楽との出会い、そして執筆や評論、一人称の使い方についてまで、幅広いお話です。アルバムのB面曲や意味のわからないものに惹かれるという湯浅さんの関心も垣間見えてきます。7月3日(木)開催の湯浅湾ライブ「そこから先の湾」Vol.1を前に、ぜひお聴きください。
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潜行一千里 ILHA FORMOSA編 第17回
空族の連載「潜行一千里 ILHA FORMOSA編」第17回はトラツキからの報告です。通訳のアランさんと花蓮県の光復郷で待ち合わせ、翌日にタパロン部落に日本語話者の張さんと面会した一行。その後に、海沿いを走り、山を越えて、1930年に霧社事件が起こった南投県へ潜入調査へ。現地ではセデック族のDJラブさんの案内で弓矢の道場主や口琴の師匠、ラブさんのスタジオなどを訪れています。

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時のポート 第4回
甫木元空さんによる「時のポート」最終回です。『BAUS 映画から船出した映画館』が完成し公開を控えるなか、2019年に青山真治さんと共にシナリオ制作のために旅した和歌山を再訪した時のことが綴られています。

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ADMの破片を探して 第7回
Soi48によるアジアのダンスミュージックの歴史とその魅力について考察する連載「ADMの破片を探して」第7回です。今回は、2025年1月にタイとカンボジアの国境にある街ポイペトを訪れ、現地のクラブの多様なADMイベントに潜入した際のレポートです。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第12回 パート2
音楽評論家・ミュージシャンの湯浅学さんをゲストにお迎えした、boidラジオ「Voice of Ghost」第12回・パート2をお届けします。今回は、湯浅さんが少年時代からどのように音楽と関わってこられたのか、そして、樋口との出会いについてなど、お話を伺いました。
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Horse racing watcher 第14回(最終回)
風元正さんが競馬の面白さや記憶に残るレースについて綴る「Horse racing watcher」最終回です。今回は皐月賞と日本ダービーを中心とする春のG1レースを振り返るとともに、ダービー当日に東京競馬場で不意に湧き起こった感慨について記されています。

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妄想映画日記 第201回
樋口泰人の「妄想映画日記」第201回の更新です。原因不明の熱と、突然の視野欠損に襲われ安静に過ごしつつ、やむなく会社の消費税納付で税務署へ提出する書類作りをする6月初旬の日記です。

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音日記 2025年6月
長嶌寛幸さんによる2025年6月の「音日記」。ドイツのバンド・ファウストのことを考えながら出した音や、映画『レヴェナント: 蘇えりし者』( 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/音楽:坂本龍一、アルヴァ・ノト)劇伴の”ソレらしいニセモノ”などで構成された今月の音を、日誌とともにお楽しみください。

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妄想映画日記 第200回
樋口泰人による「妄想映画日記」第200回(!!)はメニエールのめまいに加えて、ぎっくり腰と風邪を患ってしまった5月下旬の日記です。苦しい病状を抱え、審査のための学生映画、山梨の実家がロケ地となった『中山教頭の人生テスト』(監督:佐向大)を鑑賞し、ニール・ヤングやリンダ・ロンシュタットを聴いた日々が綴られています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第12回 パート1
boidラジオ「Voice of Ghost」第12回は、7月3日に控える湯浅湾ライヴを前に、音楽評論家・ミュージシャンの湯浅学さんをゲストにお迎えし4回に分けてお届けします。パート1では湯浅さんは近年レコード店で増えてきた女性客、大相撲、ラジオ音楽番組などの話をされています。
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アヒルノイエ漫録 第12回
闘病中の中原昌也さんの言葉をもとに編集者の風元正さんがテキストを構成する連載「アヒルノイエ漫録」。今回は、とある酒場の陽のあたるテラス席で語られた、行きつけの蕎麦屋の店員さんとの交流、いま観たい映画などについてのお話です。
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潜行一千里 ILHA FORMOSA編 第16回
空族の連載「潜行一千里 ILHA FORMOSA編」第16回はカーツヤからの報告です。2022年のコロナ禍に札幌文化芸術交流センター SCARTSからの現地調査報告依頼により、花蓮の太巴塱(タパロン)で行われるアミ族の最大の年中行事「豊年祭」に潜入する第二次先遣隊の様子が綴られています。


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大音山の麓 第11回
湯浅学さんが過去に様々な媒体に書かれた原稿を発掘していく連載「大音山の麓」第11回。前回から、1998~2003年に漫画雑誌「アックス」(青林工藝舎)で連載された「昼も夜も眠れない盤で生きる。」の原稿を再録しています。今回は第12回~第23回、そして第12回の文章が書かれた当時――身近で殺人が起こった1999年末のことが振り返られた書き下ろし解説を掲載します。

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XTCの歩み1966-1999~彼らはいつどこでなにをしたか~ 第17回 1979年 Pt.3
藤本成昌さんが作成したロックバンド・XTCの活動年譜を掲載する「XTCの歩み1966-1999 ~彼らはいつどこでなにをしたか~」第17回は1979年10~12月の記録。9月に発表したシングル「Making Plans for Nigel」がチャートインし、バンドは全英ツアー&ヨーロッパツアーを回ります。当時の在籍メンバーは、アンディ・パートリッジ(Vo, G)、コリン・モールディング(Vo, B)、デイヴ・グレゴリー(G, Key)、テリー・チェンバーズ(Ds)です。

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妄想映画日記 第199回
樋口泰人の「妄想映画日記」第199回です。休養しながら、配信で『陪審員2番』『真夜中のサバナ』(共にクリント・イーストウッド監督)、『愛と激しさをもって』(クレール・ドゥニ監督)、『ビートルジュース ビートルジュース』(ティム・バートン監督)、『ヒットマン』『アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー』(共にリチャード・リンクレイター監督)を鑑賞した5月前半の日記です。
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Television Freak 第96回(最終回)
10年間続いた編集者・風元正さんによるテレビ時評「Television Freak」はこれが最終回。今回は現在放送中の連続ドラマから『イグナイト -法の無法者-』(TBS系)、『恋は闇』(日本テレビ系)、『魔物』(テレビ朝日系)、『あんぱん』(NHK)などが取り上げられています。

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mud vacation 第10回
猪股東吾さんの連載「mud vacation」は5月の日記です。長らく取り組んだドキュメンタリー映画がようやく完成し、映画の構想が生まれた日の出来事が綴られています。また、沖縄本土復帰から53年となった5月15日に公開された、写真家・石川真生さんの作品にインスパイアされたAWICHさんのパフォーマンス映像についても。

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時のポート 第3回
甫木元空さんによるiPhoneに残されたメモから振り返る回想録「時のポート」第3回です。現在公開中の監督作『BAUS 映画から船出した映画館』の撮影時の記録が綴られています。

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『朝の火』広田智大監督インタビュー&作品レビュー
4月26日からシアター・イメージフォーラムでレイトロードショー中の映画『朝の火』は、約5年をかけて完成された広田智大監督の初⻑編映画です。元号が変わる”時代の節目”を、閉じられた場所で生きる人々の姿を通して描いた同作について、広田監督が語ったインタビュー、そして樋口泰人が書いた作品評を特別掲載します。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第11回 後編
boidラジオ「Voice of Ghost」第11回後編はナビゲーターの3人が最近観た作品の紹介をする回の続きです。学校嫌いだった斉藤さんは『小学校~それは小さな社会~』(監督:山﨑エマ)について。今野さんはアンナプルナ・インタラクティブ社の『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』を題材にインディーゲームの内容や仕組みを2人にレクチャーをしています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第11回 前編
boidラジオ「Voice of Ghost」第11回前編はナビゲーターの3人にてお届けします。『まさゆめ』(監督:吉開菜央)や、恵比寿映像祭での『3つの5windows』上映+瀬田なつき監督とのトークからの新たな展開について話しています。また斉藤さんより2人へ北海道寿都町でのロケのお土産も。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第10回 後編
boidラジオ「Voice of Ghost」第10回後編です。ナビゲーターの3人による最近観た映画紹介の続きです。『キノ・ライカ 小さな町の映画館』(監督:ヴェリコ・ヴィダク)、『映画を愛する君へ』(監督:アルノー・デプレシャン)、『ロボット・ドリームズ』(監督:パブロ・ベルヘル)、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(監督:ソイ・チェン)などから樋口がシナリオ再録をした『右側に気をつけろ』のパンフレット、妄想映画館経営、ジェシー・アイゼンバーグについても。
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ADMの破片を探して 第6回
Soi48の連載「ADMの破片を探して」の第6回です。前回のインドネシアからタイのレゲエ・ヒップホップ・アーティスト、モンキーキング主催のダンスホール・レゲエ・イベント「Dancehall Nightagain」へ出演するためにバンコクへと向かった一行。ADMリサーチから辿り着いたダンスホール・レゲエ、ジャパレゲ(ジャパニーズ・レゲエ)との共通点などについて書かれています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第10回 前編
boidラジオ「Voice of Ghost」第10回前編です。今回はナビゲーターの3人で、樋口のメニエルの症状、書籍『そこから先は別世界 妄想映画日記2021 - 2023』発売記念イベントの進捗、boidマガジンの読者獲得方法、映画『名もなきもの/A COMPLETE UNKNOWN』などについて話をしています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第8回
boidラジオ「Voice of Ghost」第8回です。樋口の病状報告、AIに聞いたboidラジオの新たなコーナー企画、人生で初めて観た映画、一番観た回数の多い映画、先日発売となった『そこから先は別世界 妄想映画日記2021-2023』の発売記念回についてなど、レギュラー3人の企画会議とも言える回。2026年になってこの回を聴いたら、なんとこのときにこの企画が生まれたのかと誰もが驚く、そんな未来に向けての言葉が未来からの視線で語られていると感じていただけたら。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第7回前編
boidラジオ「Voice of Ghost」第7回前編です。8月末に開催された「YCAM爆音映画祭2024」の振り返り、プレゼント企画・Bialystocksのシングル「近頃」の「ジャケット内の動物を探せ!」の正解者の発表を。今回も多くの方から思わぬ回答が寄せられ3人は驚きと爆笑の連続。いったいどこにそんなものが見えるのか、このページの下に「近頃」のジャケットを掲載しておきますので、それを見ながらみなさんの解答をお聞きください。いったいどんな小動物が見えてくるでしょうか? 第7回前編はレギュラー3人でお送りします。

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『SUPER HAPPY FOREVER』五十嵐耕平監督×佐野弘樹×宮田佳典インタビュー
今年のヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、現在全国公開中の五十嵐耕平監督最新作『SUPER HAPPY FOREVER』。主演俳優の佐野弘樹さんと宮田佳典さんが、五十嵐監督へ声をかけたことから始まったという本作の映画作りについて、樋口泰人が3人へインタビューをしています。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第6回前編
boidラジオ「Voice Of Ghost」第6回は無料公開です。ナビゲーターの3人が多発しているプレゼント企画のおさらい、「YCAM爆音映画祭2024」の前夜祭イベントとして8月29日(木)に開催する「Voice Of Ghost」公開生配信やスペシャルライブ(甫木元空×梅田哲也)を紹介をしています。また、樋口の体調絶不調のぼやき話も聞いてください。

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mud vacation 第2回
猪股東吾/大袈裟太郎さんによる「mud vacation」第2回です。名護市辺野古区での米兵の傷害事件、沖縄県議選、沖縄の道路事情、6月23日の「慰霊の日」などについて綴られています。また『マッドマックス:フュリオサ」(ジョージ・ミラー監督)に描かれた世界と現実の世界について感じることとは。
*今回は無料公開記事です。
*今回は無料公開記事です。

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boidラジオ「Voice Of Ghost」 第5回前編
boidラジオ「Voice Of Ghost」第5回前編は無料公開でお届けします。boidマガジンの登録者数を増やすために画策をする3名。そのほか、boidラジオの音楽を制作されたサウンドアーティストの細井美裕さんについて、様々な人物でシリーズ展開されそうな「湯浅学を探せ!」や「斉藤陽一郎を探せ!パート2」のプレゼントについてなども。

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オランダ無為徒食日記 第11回
映画プログラマーの清水裕さんによる連載「オランダ無為徒食日記」が久しぶりの更新です。2022年9月から1年に渡ってオランダ・ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修を受けてきた清水さんですが、修了間際になって間借りしていた部屋を退去せねばらない事態に(第8回参照)。アムステルダムの新居に引っ越し、独ヴィースバーデンで開催された映画教育プログラムやマルセイユ国際映画祭に参加、さらにオランダの60館以上の映画館で利用できるサブスクリプション「Cineville」のCEOに取材するなど、大忙しだった2023年夏の記録です。

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ペテルブルグ印象記 第8回
ロシアのサンクトペテルブルグに留学した映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。第8回は、昨年5月にサンクトペテルブルグ大学で小手川さんが監督した映画『籠城』の上映会が開催された際の記録です。旧制第一高等学校(現在の東京大学教養学部の前身となった旧制高等学校)の歴史を調査する活動の一環として制作された『籠城』を、ペテルブルグの学生たちはどのように受け止めたのでしょうか。

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ペテルブルグ印象記 第7回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学した映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」第7回は2023年4月から5月にかけての記録。ペテルブルグの路上アート集団「ヤフィ(Явь)」(日本語で「現実」の意)の作品と友人たちやタルコフスキーの言葉から広がった、戦時下にありながらも戦争を身近に感じることのない「現実」をめぐる思考の跡が刻まれています。

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ペテルブルグ印象記 第6回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学した映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。今回はペテルブルグを拠点に活動する画家ナターリア・マクシモヴァさんとの対話をお届けします。1938年生まれで過去に17回も来日しているというナターリアさんが、その生い立ちや絵筆を取った経緯、ロシアとウクライナの衝突をはじめとする現在の世界情勢などについて語っています。

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ペテルブルグ印象記 第5回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学した映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」第5回。モスクワで鑑賞したコンサートや展示会、ペテルブルグに戻って観た2本のドキュメンタリー映画、春の訪れを祝う祭り「マスレニツァ」、大学で受け持った日本語会話の授業などについて綴られた2023年2月後半~3月の記録です。

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ペテルブルグ印象記 第4回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学した映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。3ヶ月ぶりの更新となった今回は、友人の帰省に同行してペテルブルグの北東に位置するセヴェロドヴィンスクを訪れた第3回の続編です。白海を見たあと、友人の地元の同級生や両親と酒を酌み交わしたり、観光したりして過ごした時間が記録されています。

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オランダ無為徒食日記 第10回
ロッテルダム国際映画祭で研修中の清水裕さんによる「オランダ無為徒食日記」第10回は、前回に続き第76回カンヌ国際映画祭(5月16日~27日開催)出張編。ペドロ・コスタ監督、ワン・ビン監督、マルコ・ベロッキオ監督、アリーチェ・ロルバケル監督の作品などを観た会期後半のレポートです。

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オランダ無為徒食日記 第9回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによる「オランダ無為徒食日記」。今回は現在、清水さんが参加している第76回カンヌ国際映画祭(5月16日~27日開催)の会期前半のレポートをお届けします。ショーン・プライス・ウィリアムズ、ワン・ビン、ゾルジャルガル・プレブダシ、アキ・カウリスマキ、ビクトル・エリセ各監督らの上映作品について記されています。

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オランダ無為徒食日記 第8回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによる「オランダ無為徒食日記」第8回は4月~5月前半の記録です。IFFRの繁忙期も終わり、サブスクを利用して映画館と美術館に通う平穏な日々を過ごしていたところ、突如、住居問題が発生。約半年に渡って間借りしていた家で起きたトラブルとは――。

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オランダ無為徒食日記 第7回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記「オランダ無為徒食日記」。今回はIFFR2023が閉幕した後の2月後半~3月の記録です。欧州開催の他映画祭――ベルリン国際映画祭、CinemAsia(アムステルダム)、Movies that Matter(デン・ハーグ)に参加した様子が記されています。

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オランダ無為徒食日記 第6回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記「オランダ無為徒食日記」。今回は1月25日~2月5日に開催されたIFFR2023会期中の記録。清水さんがコーディネーションに携わった実験映像とビデオアートの配給会社による国際的コレクティブ「DINAMO」の上映や、会期中に出会った中国の新鋭監督のことなど、長い伝統があるからこそ変化も求められる映画祭の運営に立ち会って考えたことが記されています。

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BOB DYLAN「“ROUGH AND ROWDY WAYS” WORLD WIDE TOUR」日本公演2023
4月6日~20日に、ボブ・ディランの「“ROUGH AND ROWDY WAYS” WORLD WIDE TOUR」日本公演が大阪・東京・名古屋の三都市で開催されました。2020年に発表されたアルバム名を冠したこの公演は、もともと同年4月に開催予定だったもののコロナ禍で中止となり、ディランにとって実に7年ぶりの日本公演でした。これまで4度の日本公演に立ち会ってきたという是安祐さんによる、東京ガーデンシアターで行われたコンサートの詳細なレポートを特別掲載します。

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オランダ無為徒食日記 第5回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記「オランダ無為徒食日記」。今回はIFFR開催を控えた2023年1月中旬までの記録。昨年末から続く体調不良に加え、税金の支払い手続きに時間を取られるなど落ち着かない生活を強いられながらも、映画祭は目の前に迫ります。

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ペテルブルグ印象記 第3回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学中の映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。今回は、帰省する友人に同行して、白海に面した都市・セヴェロドヴィンスクを訪れた2月の記録です。

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オランダ無為徒食日記 第4回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記2022年12月編です。2023年のIFFRのプログラム発表を前に行われた内部イベント「Preview Night」での出来事、そしてオランダで初めて迎えたクリスマスと年越しの様子が綴られています。

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ペテルブルグ印象記 第2回
ロシアのサンクト・ペテルブルグに留学中の映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。今回はロシア正教の暦においてクリスマスにあたる1月7日に参加した晩祷、通っているシネクラブで観た作品やシネクラブ運営者との会話など、太陽がほとんど姿を見せない1月の空の下で綴られた日記です。

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オランダ無為徒食日記 第3回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記2022年11月編です。今回は11月中旬に開催された世界最大級のドキュメンタリー映画祭「アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭」の様子や、オランダにおける人種差別をテーマにしたドキュメンタリー『Wit is ook een kleur(The colour white)』などについて記されています。

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ペテルブルグ印象記 第1回
2022年10月からロシアのサンクト・ペテルブルグに留学中の映画研究者・映画作家、小手川将さんによる「ペテルブルグ印象記」。今回は外国人対象の義務的医療検査で再検査を受けるはめになった際のことや、一週間ほどのモスクワ滞在で見聞きしたもの、そして初めてペテルブルグで過ごした大晦日の出来事などが綴られています。

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オランダ無為徒食日記 第2回
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)で研修中の清水裕さんによるオランダ滞在記2022年10月編。オランダに長期滞在するうえで必須となる住民登録番号(BSN)取得のために見舞われた試練や、10月中旬に行われたIFFR主催のイベントで『やまぶき』(山﨑樹一郎監督)が上映された際のことなどが記されています。

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オランダ無為徒食日記 第1回
映画プログラマーの清水裕さんによる新連載。2022年9月からオランダ・ロッテルダム国際映画祭で研修中の清水さんが、同映画祭の運営や当地での生活の様子、映画をめぐる環境について記してくれます。初回は渡航後まもない9月の記録をお届けします。

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映画川 『ケイコ 目を澄ませて』
鍵和田啓介さんによる現在公開中の映画『ケイコ 目を澄ませて』 (三宅唱監督)のレビューをお届けします。聴覚障害で生まれつき耳が聞こえないプロボクサーのケイコ(岸井ゆきの)が、ボクシングにいかに向かい合っていくかを描く本作について、ケイコがジムの会長(三浦友和)と共有する「何か」に着目して論じられています。

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「なんかあそこで火が燃えているぞ」前野健太インタビュー
現在全国公開中の甫木元空監督『はだかのゆめ』に出演する前野健太さんのインタビューのうち、パンフレット未収録分を特別に公開。4月に発売された7枚目のアルバム『ワイチャイ』の制作背景やツアー、そしてアルバム収録曲『戦争が夏でよかった』のMV制作での甫木元監督とのやりとりなどもお伺いしました。

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ペテルブルグ印象記 第0回
今年2022年10月からロシアのサンクト・ペテルブルグに留学中の映画研究者・映画作家、小手川将さんによる新連載。2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、両国の戦争に関するニュースは毎日報じられ続けていますが、ロシアで暮らす市井の人々が何を思い、どのような生活を送っているかを知る機会は決して多くありません。この連載では小手川さんが今のロシアで実際に見聞きし、経験したことを記録してくれます。この第0回では、昨年留学の申請をして以降、渡航するまでの1年間の葛藤と、滞在開始から約2ヶ月間の暮らしについて記されています。

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映画川 『SILENT SOUND』
不定期で掲載している映画レビューのコーナー「映画川」。今回は原智広さんが写真家・映像作家の小松浩子さんの作品『SILENT SOUND』について書いてくれました。同作は2021年にエキシビションで上映され、現在は映像のDVDに写真とブックレットがついたマルチプル・エディションとして発売されています。3つのライヴ空間を8mmフィルムで撮影、ライブ演奏の記録にもかかわらず無声映画として作られた映像から、原さんは何を見出したのでしょうか。

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映画川 『EUREKA/ユリイカ』デジタル・マスター完全版
5月13日からテアトル新宿で青山真治監督の代表作のひとつ、『EUREKA/ユリイカ』デジタル・マスター完全版(2000)が公開中です。青山監督の映画『サッド ヴァケイション』(07)、『共喰い』(12)、ドラマ『贖罪の共鳴曲』(15)で助監督を務めた是安祐さんが、久しぶりに本作をスクリーンで観て再発見したことや、公開当時の2001年に青山監督が語っていた”情緒”というタームをもとに再考したことを綴られています。

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映画川 『アネット』
是安祐さんによる、現在公開中の映画『アネット』(レオス・カラックス監督)のレビューを掲載します。ミュージカル映画でありながら殆どダンスシーンがない本作において、是安さんが最も”スペクタクル”を感じたのはどの場面だったのか。そのシーンの演出やショットの構成を詳細に分析しながら、その”スペクタクル”の在り方ついて考察されています。

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映画川 『北の橋』
4月8日からヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「ジャック・リヴェット映画祭」で上映されている『北の橋』の映画評を掲載します。リヴェット監督がビュル&パスカル・オジェとともに、1980年のパリの街を舞台に短期間・低予算で撮影した本作の魔術的ともいえる手法について、原智広さんが考察されています。

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映画川 特別篇:『FUGAKU』シリーズのためのいくつかの補助線
青山真治監督の『FUGAKU』3部作が、2月10日からGHOST STREAMで配信されています。『FUGAKU』は、青山監督が多摩美術大学映像演劇科の教授在任中(2012~2015年)に同科の学生や教員とともに制作した中篇シリーズで、これまで同大学映画祭や特集上映でしか観ることのできなかった作品です。同シリーズの配信に際して、海老根剛さんがGHOST STREAMに寄稿してくれた論考をここに転載します。

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カンで勘づくドイツ映画
明石政紀さんによるバンド「CAN(カン)」についての特別寄稿第2弾。この春に掲載した第1弾の記事「カンで感ずる西ドイツ」では、カンが活動した1960年代末~70年代末の西ドイツの音楽の土壌や文化的背景を紹介してくれましたが、今回はカンが楽曲を提供した映画に関するお話です。バンドの創設メンバーであるイルミン・シュミットが元々映画音楽の仕事をしていたこともあり、カンは活動初期から多くの映画・テレビ映画の音楽を作っていました。そのカンの映画関連の仕事について明石さんが詳しく教えてくれます。

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リチャード・フライシャー実録犯罪映画 特集上映に寄せて
12月1日より土橋名画座(新橋・TCC試写室)にて、リチャード・フライシャー監督の実録犯罪映画『絞殺魔』、『10番街の殺人』、『夢去りぬ』の上映が行われています。この特集上映開催に際して、 フライシャー監督作品を研究されている早川由真さんが上映3作品の解説を寄せてくれました。さらに早川さんがフライシャー監督の映画を特にどのような観点から研究されているのか、調査の過程で見つけた資料の数々などについて紹介してくれたエッセイも併せてご覧ください。

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映画は心意気だと思うんです。 第20回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載。今回登場するのはダリオ・アルジェント監督の1985年の作品『フェノミナ』です。同作の主人公であるジェニファーが持つ虫と心が通じる超能力から、かつて冨田さんの身に起こった虫がらみの悲しい記憶が蘇り、さらにはジェニファーが見せる微笑みから、MLBで活躍中の大谷翔平選手が試合中に見せた微笑みが想起されていきます。
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ミッシング・イン・ツーリズム 第10回
宮崎大祐監督による旅行記「ミッシング・イン・ツーリズム」第10回は、スペイン・マヨルカ滞在記の完結編。8日間にわたった滞在の最終日の記録です。講師と一対一で行った脚本の直しをめぐる問答や、お別れ会の様子が綴られています。

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映画川 「誰のものでもない風景、姿、かたち 金村修に寄せて」
原智広さんによる金村修さんの映像作品に関する論考です。2000年に史上2番目の若さで土門拳賞を受賞するなど写真家としても活躍する金村修さんは近年、『Animals』(2017年)や『Cattle mutilation』(2019年)といった映像作品を発表し、映像インスタレーション展や、Nyantoraや3RENSAほかミュージシャンとのライヴ・コラボレーションを行うなど、映像の分野でも精力的に活動されています。金村さんの作品を体感するのは自分にとって「精神のリハビリ行為」だという原さんが、その映像表現について考察されています。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第9回
映画監督の宮崎大祐さんによる旅行記連載「ミッシング・イン・ツーリズム」が久しぶりに帰ってきました! 2019年にシナリオ講座に参加するため訪れたスペイン・マヨルカ滞在記の続編。世界各地から集まった20人近くの映画作家やプロデューサーとの合宿生活も終盤にさしかかってきました。今回は参加者たちとハイキングに出かけた滞在5日目から7日目の様子が綴られています。

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カンで感ずる西ドイツ
明石政紀さんによる久しぶりの寄稿は、1960年代末~70年代末に西ドイツ・ケルンを拠点に活動したバンド・カン(CAN)について。2020年10月に「ele-king」別冊として出版された『カン大全――永遠の未来派』(Pヴァイン)に寄稿された原稿の別ヴァージョンを特別掲載します。カンを輩出した当時の西ドイツの音楽の土壌や文化的背景について、当サイトの連載「ファスビンダーの映画世界」の読者にはおなじみの明石さんの“コンサルタント・キャット”ミケが解説してくれています。

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映画川 『La Vie nouvelle』
先月掲載した『Sombre』評に続く、原智広さんによるフィリップ・グランドリュー監督作
“布教活動”第2弾。今回は2002年に発表された長編第2作『La Vie nouvelle』を取り上げます。東欧にある荒廃した架空の都市で出逢ったアメリカ人の青年と売春婦の関係を軸に、グランドリュー監督が見せる「新しい生」とは――。
“布教活動”第2弾。今回は2002年に発表された長編第2作『La Vie nouvelle』を取り上げます。東欧にある荒廃した架空の都市で出逢ったアメリカ人の青年と売春婦の関係を軸に、グランドリュー監督が見せる「新しい生」とは――。

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映画川 『Sombre』
今回の映画川は『Sombre』という、1998年のロカルノ国際映画祭で初上映されたフィリップ・グランドリュー監督の長編処女作を取り上げています。同作を含め日本未公開の作品が多いグランドリュー監督作の「日本公開のための嘆願書」として、原智広さんが寄稿してくれました。”暗い”、”陰鬱な”、”闇”といった意味の言葉をタイトルに持つ映画に原さんが魅了される理由とは――。

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映画は心意気だと思うんです。 第19回
冨田翔子さんによる連載「映画は心意気だと思うんです。」第19回はまゆ毛と食い意地の話。百貨店の化粧品売り場への初潜入、そして現在公開中のスペイン発スリラー映画『プラットフォーム』(ガルダー・ガステル=ウルティア監督)によって、冨田さんのまゆ毛と食意地は新しい様式へといかに変貌を遂げたのでしょうか。

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映画川 『セザンヌ』
昨年11月から、ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレの監督作48作品を5期に分けて上映する「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2020」がアテネ・フランセ文化センターで開催中です。同特集において2月5日(金)に上映される『セザンヌ』に関する論考を、原智広さんが寄稿してくれました。ダニエル・ユイレによるジョアシャン・ガスケ著『セザンヌ』におけるセザンヌの発言の朗読と、セザンヌゆかりの土地や絵画などを映した映像で構成されるドキュメンタリーが私たちに問いかけるものとは。

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無言日記 第46回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮影している「無言日記」。久しぶりの新作は、2019年7月から12月までの半年間に撮った映像をぎゅっとまとめたもの。夏の台湾に始まり、冬の北海道で終わる約13分間の”映像旅行”をお楽しみください。

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映画川 『空に住む』
現在公開中の『空に住む』(青山真治監督)の映画評をお届けします。両親の急死にともない叔父が所有する都心のタワーマンションの一室に住むことになった主人公が、新たな出逢いや別れ、周囲の人々との交流を通して、自らの生を切り開いていく――。彼女が辿るその道程が本作においてどのように描かれているのか、坂本安美さんが静かな眼差しで見つめられています。

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映画川 『VIDEOPHOBIA』
海老根剛さんによる、現在公開中の『VIDEOPHOBIA』(宮崎大祐監督)の映画評をお届けします。名前も知らない男性との一夜限りの情事を撮影したと思われる動画がネット上に流出していることに気づいた女性を主人公とする本作において、その舞台となる街や主人公の顔がどのようにとらえられているのか。さらに、この作品がどのような可能性に賭けているのかが考察されていきます。

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映画川 『天使/L'ANGE』
今回の映画川で取り上げるのは、11月7日(土)からシアター・イメージフォーラムで公開される『天使/L'ANGE』。パトリック・ボカノウスキー監督が、セット作りから撮影、特殊効果、編集までを自ら手掛け5年の歳月を費やして1982年に発表した処女長編で、日本では28年ぶりの劇場公開となります。7つのシークエンスからなる幻想的な映像と弦楽四重奏を中心とした鮮烈な音で構成され、初公開時には新たなアヴァンギャルド映画として絶賛され異例のロングラン公開となったという本作について、原智広さんが考察してくれます。

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映画は心意気だと思うんです。 第18回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第18回は、現在公開中の『剣の舞 我が心の旋律』(ユスプ・ラジコフ監督)を取り上げます。バレエ演目「ガイーヌ」の挿入曲として作られた楽曲「剣の舞」を、アラム・ハチャトゥリアンがどのような背景のもと作曲したかが描かれる作品から冨田さんが学んだことは何か? 冒頭で語られるうなぎの話が『剣の舞』とどのように結びつくのか? とくとご覧ください。

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映画川 『TOKYO TELEPATH 2020』
現在シアター・イメージフォーラムで公開中の『TOKYO TELEPATH 2020』(遠藤麻衣子監督)について、先日掲載した原智広さんの記事に続き、樋口泰人による映画評を掲載します。2018年に東京で撮影された本作に映し出される風景は、それを見る2020年現在とどのように交信するのか。そのタイトルに「2020」という西暦が含まれる理由が浮かび上がっていきます。

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映画川 『TOKYO TELEPATH 2020』
10月10日からシアター・イメージフォーラムで公開される『TOKYO TELEPATH 2020』は、沖縄で撮影された『KUICHISAN』(2011)、アイスランドとインドで撮影された『TECHNOLOGY』(2016)に続く遠藤麻衣子監督の最新作。遠藤監督が自身が生まれ育った東京という都市を初めて記録した本作は、2人の少女による東京の“結界”を正す歩み、あるいは、テレパシーでのコンタクトを軸に展開されていきます。本作および遠藤監督の作品世界について、原智広さんが独自の言語で余すところなく表現してくれています。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第8回
新作『VIDEOPHOBIA』が10月24日から公開される映画監督・宮崎大祐さんの連載「ミッシング・イン・ツーリズム」第8回は、スペイン・マヨルカ編の第3弾。一睡もしないまま到着し、パーティーの途中で眠り込んでしまった長い初日を終え(第6回、第7回参照)、いよいよシナリオ講座が始まります。Wi-Fiもほとんど入らない山奥の別荘地で行われた授業や集団生活はどのようなものだったのでしょうか。

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映画は心意気だと思うんです。 第17回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第17回。今回はNetflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(三宅唱監督)と『ランボー ラスト・ブラッド』(エイドリアン・グランバーグ監督)から、この世のいたるところに開く呪いの扉にまつわる話が展開されていきます。その物語の最初の扉となるのはマンゴー⁉

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ミッシング・イン・ツーリズム 第7回
新作『VIDEOPHOBIA』の公開が控える映画監督・宮崎大祐さんによる連載「ミッシング・イン・ツーリズム」。前回に続き、2019年にシナリオ講座に参加するため訪れたスペイン・マヨルカ島の旅の記録をお送りします。一睡もせず丸一日かけてようやくシナリオ講座の主催者に指定された集合場所に到着し、様々な国から集った他の参加者と対面します。

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映画川 特別編: 映画のエジソン的原理へ
大寺眞輔さんによる特別寄稿「映画のエジソン的原理へ」をお届けします。この数ヶ月間、新型コロナウイルスのパンデミックに伴う映画館の休業や映画作品の公開延期、その事態を受けてのクラウドファンディングや署名活動などの救済運動、さらに映画会社アップリンクのパワハラ訴訟などから、映画館や配給会社の経営や労働体系をめぐる諸問題が浮き彫りになってきています。これは映画を見せる側と見る側の双方が、この先いかに映画と関わっていくのかを見つめ直すべき時でもあるのではないでしょうか。ここでは大寺さんが、エジソンのキネトスコープを出発点に新たな映画の可能性を提言されています。

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映画川 『ガーデンアパート』

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映画は心意気だと思うんです。 第16回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載。今回は冨田さんの家に届いた大量の天然牡蠣を目当てにやって来た友人たちと『ピーターラビット』(ウィル・グラック監督)を観た際の出来事が綴られています。冨田さんが『ピーターラビット』を”絶望映画”と呼び、それと同時にそこから希望を見出す理由とは?

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ミッシング・イン・ツーリズム 第6回
映画監督の宮崎大祐さんが自身の旅行体験を綴る連載「ミッシング・イン・ツーリズム」。前回(第5回)までのタイ・バンコク編の後、しばらくの休止期間を挟んで、今回からスペイン・マヨルカ編がスタート! 1年ほど前にシナリオ講座に参加するために約1週間の日程で滞在したマヨルカ島での出来事が記されます。そして、海外への渡航のみならず、自分が住む地域の外に出ることさえ制限されている現在において、旅について書く理由にも触れてくれています。

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映画川 『阿吽』
今回の「映画川」は、昨年公開された楫野裕監督の初長編映画『阿吽』を取り上げます。「懐古趣味ではなく、最先端の手段として8mmモノクロフィルムを選択して」(公式サイトより)撮影された本作は、勤め先の大手電力会社にかかってきた、ある電話の声をきっかけに神経衰弱に陥った主人公が都市を彷徨い歩く道程を追っていきます。その男が憑りつかれた狂気とははたしてどのようなものなのか、原智広さんが考察されています。

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無言日記 第44回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮影している「無言日記」。約9か月ぶりの配信となる今回は、YCAM製作の映画『ワイルドツアー』が東京の劇場で公開され、『きみの鳥はうたえる』が香港、尾道、北京の映画祭などで上映された2019年3月と同4月の映像日記を2本立てでお届けします。図らずも撮影されてから1年後の配信となってしまいましたが、1年という年月が経っていることで、これまでとは異なる視点や感じ方も芽生えるのではないでしょうか。同時期に撮られた写真とともにお楽しみください。

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映画は心意気だと思うんです。 第15回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第15回。今回は現在公開中の『犬鳴村』(清水崇監督)で描かれる家族の関係性について、呼び起こされた自身の家族をめぐる記憶とともにつづられています。

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あいちで特集上映をした 第3回
「あいちトリエンナーレ2019」(2019年8月~10月開催)で映像プログラムのキュレーターを務めた杉原永純さんが、トリエンナーレでの仕事やその後起こった出来事について綴る連載。第3回は、トリエンナーレで初上映され、その再編集版が『A DAY IN THE AICHI 劇場版 さよならあいち』として劇場公開もされているドキュメンタリー作品について、杉原さんがカンパニー松尾監督に同作の委託制作を依頼した理由とともに書いてくれています。

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あいちで特集上映をした 第2回
2019年8月~10月に開催された「あいちトリエンナーレ2019」で映像プログラムのキュレーターを務めた杉原永純さんが、トリエンナーレでの仕事や会期前後に起こった出来事について綴る連載の第2回。今回はある上映作品の素材に発生した技術的なトラブルとその解決を模索した綱渡りの日々について記されています。

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映画『ディストピア・サヴィア・ケース』撮影日誌 第1回
boidマガジンに「映画川」などを寄稿してくれている原智広さんが現在、『ディストピア・サヴィア・ケース』 と題された映画を製作されています。それぞれ異なる女性が主人公の4つのパートからなるという同作品の撮影日誌を複数回にわたって掲載します。初回は原さんがこの映画を製作することになった経緯や、伊豆大島で撮影された今城沙耶さんが主人公のパートについて記されています。

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映画は心意気だと思うんです。 第14回
メリー・クリスマス! ということで、冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介する本連載の第14回は、クリスマスにまつわる映画のお話です。登場するのは『グレムリン』(ジョー・ダンテ監督)と『ホーム・アローン』(クリス・コロンバス監督)の2本。子供から大人なまで、家族で楽しめる映画としてあまりに有名なこの2作品から冨田さんが考えるのは、クリスマスの孤独について――

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映画川 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』『ジョーカー』
YCAMのデバイス/映像エンジニア・今野恵菜さんによる「映画川」。今回は今野さんがアメリカという国、そしてニューヨークという街について考えさせられたという2本の映画、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(フレデリック・ワイズマン監督)と『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)を取り上げています。これらの作品を観たことで、今野さんは2017年に1年間、アメリカに滞在していたときに抱いたある印象を呼び起こされたといいます。

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ディー・テートリッヒェ・ドーリスのための五本のライナーノーツ
明石政紀さんによる特別寄稿。ディー・テートリッヒェ・ドーリスは1980年に旧西ベルリンで結成されたパフォーマンス集団で、音楽制作やライヴだけでなく、アート活動や映像制作、著作活動などさまざまな分野を横断するパフォーマンスを行っていたグループです。12月24日に33年ぶりとなる彼らの新録アルバム『特徴的なアレ:再現 (I) 』がSUEZAN STUDIO(スエザン・スタジオ)から発売されるのを記念して、今年1月~6月に再発された過去作5タイトルに収められた明石さんのライナーノーツを一挙掲載します。

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映画川 『快楽の漸進的横滑り』
今回の「映画川」は原智広さんが、昨年末から全国を巡回中の特集上映「アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ」において日本劇場初公開された『快楽の漸進的横滑り』について書いてくれました。1974年にロブ=グリエが監督した本作は、その内容や表現が反倫理的であるとして各国で上映禁止、フィルムが焼かれる事件まで巻き起こした作品です。しかし、原さんはこの映画に「意味を求めてはならない」といいます。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第5回

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あいちで特集上映をした 第1回
2014年から今年5月まで「YCAM繁盛記」を連載していた杉原永純さんの新連載「あいちで特集上映をした」。8月~10月に開催された「あいちトリエンナーレ2019」で映像プログラムのキュレーターを務めた杉原さんが、トリエンナーレ開幕前から会期終了までの期間で手掛けた仕事や日々の生活について綴った記録を、これから数回にわたって掲載していきます。

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映画は心意気だと思うんです。 第13回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載。ですが、今回は特定の映画に関する話ではなく、最近冨田さんの身に起こったある出来事、20分で着けるはずの場所にいっこうに辿り着けないという、まるでホラー映画の設定にあるかのようなちょっとした恐怖体験の顛末が明かされます。

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映画川 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』
9月27日(金)からセルジオ・レオーネ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(68)のオリジナル版が日本初公開されます。その公開を記念して同作が製作された経緯、レオーネと原案を担ったダリオ・アルジェント、ベルナルド・ベルトルッチが本作で“引用”した数々の映画作品、さらに本作の余波などについて、映画評論家の遠山純生さんが詳しく解説してくれました。

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映画は心意気だと思うんです。 第12回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第12回です。今回のテーマは「うなぎ」。名店にうな重を食べに行った話から、うなぎが登場するホラー映画にまつわる思い出が展開されていきます。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第4回

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映画川 『ナイトクルージング』『THE GUILTY/ギルティ』
今回の「映画川」は連載「インターラボで仕事中」でもおなじみ、YCAMのデバイス/映像エンジニア・今野恵菜さんが2本の映画を紹介してくれます。ひとつは全盲のミュージシャンが映画制作に挑戦する過程を追ったドキュメンタリー作品『ナイトクルージング』、もう1本は緊急電話センターのオペレーターが電話から聞こえてくる情報だけを頼りに誘拐事件の解決を図るデンマークのサスペンス映画『THE GUILTY/ギルティ』。今野さんはこのふたつの作品に「“見る”という行為への欲望」と「その欲望を逆手にとる“裏切り”」という共通のテーマがあるといいます。

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映画川 『光りの墓』『世紀の光』
原智広さんによる「映画川」。今回はアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『光りの墓』(2015)と『世紀の光』(2006)を取り上げます。生と死、前世/現世/来世、さらに輪廻転生がテーマとなっている両作品が、私たちに何を見せ、どのような思考を促しているのか、私たちがアピチャッポン監督の映画に魅了される理由はどこにあるのかが考察されています。
※『世紀の光』は8月10~16日に早稲田松竹で、『光りの墓』は8月24・25日に川崎市市民ミュージアム、9月15~17日に伊那市・赤石シネマにて上映されます。
※『世紀の光』は8月10~16日に早稲田松竹で、『光りの墓』は8月24・25日に川崎市市民ミュージアム、9月15~17日に伊那市・赤石シネマにて上映されます。

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映画川 『裁かるるジャンヌ』
7月27日(土)~8月23日(金)にYEBISU GARDEN CINEMAで世界最古の映画制作会社・ゴーモンの作品を集めた特集上映「ゴーモン 珠玉のフランス映画史」が開催されます。そのなかで上映されるカール・テオドア・ドライヤー監督の『裁かるるジャンヌ』について、boidマガジン初登場の原智広さんが寄稿してくれました。ジャンヌ・ダルクを題材とした映画として、映画史を語る上で欠かせない作品として、あまりに有名なこの映画が何を描いているのか。その本質がいま改めて浮き彫りにされています。

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映画は心意気だと思うんです。 第11回
冨田翔子さんの連載「映画は心意気だと思うんです。」第11回は特別編として、ウズベキスタンの俳優アディズ・ラジャボフさんのインタヴュー記事を掲載します。ラジャボフさんは、現在日本で公開中かつ8月に開催されるロカルノ国際映画祭にクロージング作品として招待される『旅のおわり世界のはじまり』(黒沢清監督)に出演。ウズベキスタンを訪れた日本のテレビクルーと行動を共にする通訳兼コーディネーターという非常に重要な役柄を担っています。映画の公開に合わせて来日したラジャボフさんの同作に対する想い、そしてあるウズベキスタン映画をこよなく愛する冨田さんとの交流の模様をご覧ください。

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特別寄稿:映画と音楽の内と外 渡邊琢磨『ECTO』によせて
「YCAM爆音映画祭2019」オープニングイベントとして8月29日(木)に音楽家の渡邊琢磨さんの初監督作品『ECTO』[サウンドトラック生演奏]の公演が行われます。水戸芸術館の委嘱作品として作られ、弦楽器の生演奏とともに上映される本作を批評家・編集者の松村正人さんが解説してくれています。ぜひ今夏、YCAMにて体験してみてください。

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無言日記 第43回
約4か月ぶりの更新となる三宅唱さんの「無言日記」。第43回は今年の1月と2月に撮影された映像日記を公開します。ベルリン国際映画祭で『きみの鳥はうたえる』が上映された際に訪れた冬のベルリンや、恵比寿映像祭でインスタレーション「ワールドツアー」が展示された模様などが記録されています。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第3回

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映画は心意気だと思うんです。 第10回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第10回。今回はホラー映画ではなく、現在実写版が公開中のディズニー映画『アラジン』を取り上げます。冨田さんがこの物語に惹かれる理由とは何か、そしてその要素の描かれ方が1992年のアニメーション版『アラジン』と実写版でどのように変わっているかについて書いてくれています。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第2回
7月から渋谷・ユーロスペースほかにて最新長編
『TOURISM』
が公開される宮崎大祐監督が、旅にまつわるあれこれを綴る連載「ミッション・イン・ツーリズム」第2回。今回は2013年の初訪問以来、少なくとも年に一度は足を運んでいるというタイ・バンコクが舞台です。昨年末、構想中の映画のシナハン&友人の結婚式に出席するために彼の地を訪れた宮崎さんはどのような時間を過ごしたのでしょうか。

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ミッシング・イン・ツーリズム 第1回
7月から渋谷・ユーロスペースほかにて最新長編
『TOURISM』
が公開される宮崎大祐監督の短期集中連載がスタート! 前作『大和(カリフォルニア)』の続編としての要素も併せ持つ『TOURISM』は、大和市に住む2人の女性が “観光旅行”でシンガポールを訪れることから始まる物語を描いた作品。ということで、本連載では“TOURISM”をテーマに、宮崎監督が体験した旅にまつわる話を綴ってもらいます。初回は宮崎監督をさまざまな国への旅へと誘うきっかけとなった高校時代の出会いについて。

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映画は心意気だと思うんです。 第9回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を毎回1作品ずつ取り上げてきた本連載ですが、今回は少し趣向を変え、映画に登場する何気ないセリフに注目する企画をお届けします。映画史に残るようないわゆる“名台詞”ではなく、物語のクライマックスや転換を演出するセリフでもないけれど、どういうわけか「心に刺さった」一言。そんなセリフを持つ5本の映画を、冨田さんにとって何故その一言が刺さるのかという理由とともに紹介してくれています。

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映画は心意気だと思うんです。 第8回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載第8回は、
前回
に引き続き、3月8日(金)に
「YCAM爆音映画祭2019 特別編:密室爆音」
で上映される『UFO少年アブドラジャン』(ズリフィカール・ムサコフ監督)について。10歳のときにテレビ放送で見て強く印象に残ったものの題名も監督名もわからず、15年後にようやくその作品がウズベキスタンのズリフィカール・ムサコフ監督が作った『I WISH…』であること突き止めた冨田さん。同作を再見することはかなわなかったものの、ついにムサコフ監督によって作られた別の作品、『UFO少年アブドラジャン』をスクリーンで観る機会が訪れます。

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無言日記 第42回
三宅唱さんによる連載「無言日記」第42回は、主に旅先の台湾で撮影された2018年12月の映像日記を公開します。さらに、
第11回恵比寿映像祭
で展示中(2月24日まで、18日のみ休館)のインスタレーション「ワールドツアー」について、今回の展示会場である日仏会館ギャラリーの空間特性に合わせてどのような設計・演出がなされているかなど、詳しく解説してくれています。

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映画は心意気だと思うんです。 第7回
冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第7回。今回と次回は、3月8日(金)に
「YCAM爆音映画祭2019 特別編:密室爆音」
で上映される『UFO少年アブドラジャン』(1992年、ズリフィカール・ムサコフ監督)を前・後編にわたって取り上げます。このウズベキスタン発のSF映画、実は冨田さんにとって「心意気映画の最高峰」に位置する作品とのこと。まず前編では『UFO少年アブドラジャン』に遭遇するまでのこと、そのきっかけを作ったある別の作品にまつわる話が綴られています。

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無言日記 第41回
三宅唱さんによる連載「無言日記」第41回は、銀杏の葉が舞い落ちる2018年11月に撮影された映像日記を公開します。また、
第11回恵比寿映像祭
で2月24日(日)に『ワイルドツアー』とともに上映される『無言日記2018』に関する裏話も。恵比寿映像祭では2月8日(金)~24日(日)の会期中、インスタレーション「ワールドツアー」も展示されますので、ぜひ足をお運びください。

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無言日記 第40回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮影している「無言日記」第40回は、2018年10月に撮影された映像日記をお届けします。前月に続き『きみの鳥はうたえる』の劇場公開にあわせた舞台挨拶やトークイベントでいろいろな地方を訪れた様子が記録されています。

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映画は心意気だと思うんです。 第6回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第6回。今回はアメリカの奥地にある洞窟で遭難してしまった女性たちを襲う危機と恐怖を描いた『ディセント』(2005年、ニール・マーシャル監督)と、その続編の『ディセント2』(2009年、ジョン・ハリス監督)を取り上げます。冨田さんがこのシリーズで、洞窟で遭遇する未知の生物の以上に、最も衝撃を受けたこととは――

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無言日記 第39回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮影している「無言日記」第39回です。今回は3月に劇場公開される映画『ワイルドツアー』がYCAMでお披露目された2018年8月と、『きみの鳥はうたえる』の公開に合わせて全国各地を回った9月の映像日記を“二本立て”でお送りします。その期間に撮影されたMVや様々な写真と一緒にご覧ください。

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映画は心意気だと思うんです。 第5回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第5回は、2019年1月に公開される『サスペリア』(ルカ・グァダニーノ監督)を取り上げます。そのタイトル通り1977年の映画『サスペリア』(ダリオ・アルジェント監督)をリメイクした本作を、自宅の引っ越しの直前に観た冨田さん。この映画が放つ魔術的な魅力は実生活にも影響を及ぼしたようで――

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無言日記 第38回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮影している「無言日記」第38回は、スカイツリーや東京タワーが見える風景から始まる2018年7月の映像日記です。同時期に撮影された写真や、ロックバンド「GEZAN」とレーベル「GHPD(Gami Holla Production Development)」がコラボレーションしたふたつの「BODY ODD」のPVとともにご覧ください。

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無言日記 第37回
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮り続けている映像日記です。解体工事中の渋谷・宮下公園から始まる今回の「無言日記」は2018年6月に撮影されたもの。移動が続いた日々だったようです。また、映画『ワイルドツアー』にHi’Specさんが音楽をつける様子も記録されています。同時期に撮られた写真と併せてお楽しみください。

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映画は心意気だと思うんです。 第4回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載の第4回。今回取り上げる作品は『ダーク・ウォーター』(ウォルター・サレス監督)です。『仄暗い水の底から』(中田秀夫監督)のリメイク作品として知られる本作は、なんと冨田さんが人生初デートで観た映画だそう。しかしこの作品が冨田さんにとって大切な映画になったのは、数年後に再見してあることに気づいてからだといいます。

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映画は心意気だと思うんです。 第3回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載。今回はジョン・カーペンター祭り第3弾ということで、現在デジタル・リマスター版が公開中の『遊星からの物体X』(1982)について取り上げます。人間の体内に侵略し擬態をする未知の生命体“物体X”と南極観測隊員たちとの戦いを描いたSFホラーの傑作ですが、初公開時の興行成績は決して芳しいものではなかったといいます。しかし、その後本作の影響を受けた映画が何本も生まれ、世代を超えた熱い支持を集めてきました。今回は冨田さんがそんな“物体Xの子供たち”を紹介してくれるとともに、本作が30年以上の時を経てもなお語り継がれる理由を考察してくれています。

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映画川 『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』
空族の相澤虎之助さんによる、現在公開中の『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』(フレデリック・ワイズマン監督)の映画評をお届けします。本作はワイズマン監督にとって1967年のデビュー作『チチカット・フォーリーズ』から数えて40作目となるドキュメンタリー映画(2015年作品)。その舞台となるのはアメリカはニューヨーク市クイーンズ区にある、167もの言語が話されているという移民の町(neighborhood)ジャクソンハイツです。ワイズマンが見つめたジャクソンハイツは、自作において日本の甲府やタイ、ラオス、ベトナムの町に辿り着いた移民・棄民たちを描いてきた相澤さんの眼にどのように映ったのでしょうか?

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無言日記 第36回
お待たせしました! 映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮り続けている映像日記「無言日記」が約1年ぶりに登場です。今回公開するのは今年5月に撮影された無言日記。インスタレーション展「ワールドツアー」と映画『ワイルドツアー』を製作したYCAM(山口情報芸術センター)での約8か月にわたる長期滞在を終え、東京に戻ってくるところから始まります。同じ時期に撮影されたというサニーデイ・サービス「Tokyo Sick feat. MARIA (VaVa Remix)」のPVも併せてご覧いただくとより楽しめると思います。

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映画は心意気だと思うんです。 第2回
ホラー映画をこよなく愛する冨田翔子さんが“わが心意気映画”を紹介してくれる連載第2回は、
前回の『ダーク・スター』
に続き再びジョン・カーペンター監督作品の登場です。
今回取り上げるのは、現在〈製作30周年記念HDリマスター版〉が公開中の『ゼイリブ』。
サブリミナル効果によるエイリアンの侵略を描いた本作を今見て思うこととは?
そしてタイトルにある、スカイプに書き込んだ「obeeeeeeeey」とは!?

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映画は心意気だと思うんです。 第1回
ホラー映画をこよなく愛するライター・編集者の冨田翔子さんによる新連載がスタート! 記念すべき第1回は、10月19日から
『遊星からの物体X〈デジタル・リマスター版〉』
が公開されるジョン・カーペンター監督のデビュー長編映画『ダーク・スター』について。
本作は冨田さんが苦境に立たされたとき、その「心意気」によって救われた大切な作品だそうで――。

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映画川 『きみの鳥はうたえる』
降矢聡さんによる現在公開中の映画『きみの鳥はうたえる』(三宅唱監督)のレビューを掲載します。北海道の函館の街を舞台に、書店で働く主人公の青年と同居人の静雄、そして職場の同僚である佐知子の三人が過ごすひと夏の時間を見つめた本作。降矢さんは「空気のような男」になりたいかどうかで揺れる主人公の姿を起点に、この映画がどのような揺れを見せているかについて考察してくれています。

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映画川 『スティルライフオブメモリーズ』
久しぶりの掲載となる映画川は、7月21日公開の『スティルライフオブメモリーズ』(矢崎仁司監督)を取り上げます。フランスの画家・写真家アンリ・マッケローニが写真集『とある女性の性器写真集成百枚 ただし、二千枚より厳選したる』の制作過程において、その被写体となった女性と過ごした時間、彼女との関係性に触発されて作られたという本作で表現されているものは何か? 荻野洋一さんが考察されます。
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未来世紀、ホボブラジル 第7回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第7回です。前回(第6回)の連載では、松林さんが約3年間継続してきた取材の中止を決断したことが記されました。そのように志半ばで止まってしまった企画がある一方で、新しい企画が生まれていました。今回はブラジルでの出会いや縁によって作り始められたばかりの、その新作についてのお話です。

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未来世紀、ホボブラジル 第6回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第6回です。前回の連載では、以前ウルグアイのムヒカ元大統領に取材しようとして断念したことが明かされましたが、今回も実現されなかった企画についてのお話。しかも今度はブラジルでつい先日まで進めていた企画で、3年半かけて撮っていたアマゾンの河口の街・ベレンで暮らす福島出身の日本人女性への取材をやめることにしたといいます。その企画がどのように始まって、なぜ取材を中止する決断にいたったのか、その記録をベレンで撮影された写真とともに掲載します。

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未来世紀、ホボブラジル 第5回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第5回です。松林さんがカメラを持って世界各地で取材をするようになって15年。その間には企画を立てたものの実現しなかった作品もたくさんあったそうです。今回はそんな企画のひとつ、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領に取材すべく手を尽くしたときの体験をつづってくれました。
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未来世紀、ホボブラジル 第4回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第4回です。今回描かれるのは、ブラジル北部の日系人入植地としては最も古い歴史を持つトメアスに暮らす、福島県出身の鈴木耕治さんとの交流。ある日、酒の席で人を怒らせた松林さんに鈴木さんがかけた言葉とは――
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未来世紀、ホボブラジル 第3回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第3回です。今回はアマゾン川流域に自生するある植物を煮出してつくられるお茶についての話。吐き気と幻覚作用を伴うというそのお茶を3年前にブラジルに滞在していた際に初めて飲んだという松林さん。その時の不思議な体験、そして先日再びそのお茶を飲んだ時に起こったことを教えてくれます。
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未来世紀、ホボブラジル 第2回
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第2回。ブラジル北部、アマゾン川の河口南岸に位置する都市・ベレンに移った松林さんは、大潮の際に起こるアマゾン川が逆流する現象「ポロロッカ」とその現象を利用して行われるサーフィン大会を取材しようとします。そこで現地の人々に聞いて回るのですがなかなか正確な情報を得られず――。はたしてポロロッカを撮影することはできたのでしょうか。
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未来世紀、ホボブラジル 第1回
現在ブラジルに滞在中のドキュメンタリー映画監督、松林要樹さんによる新連載「未来世紀、ホボブラジル」がスタート! 世界最大の日系人居住地でもあるブラジルで松林監督が日々生活するなかで目に留まったものや、気になること、出会った人々のことなどをレポートしてくれます。記念すべき連載第1回の話題は、サンパウロにある日本食ファーストフード店で提供されるラーメンについて。サンパウロの人たちはどのようにラーメンを食べるのか、そしてそのお味は――?
