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映画川 『ケイコ 目を澄ませて』

鍵和田啓介さんによる現在公開中の映画『ケイコ 目を澄ませて』 (三宅唱監督)のレビューをお届けします。聴覚障害で生まれつき耳が聞こえないプロボクサーのケイコ(岸井ゆきの)が、ボクシングにいかに向かい合っていくかを描く本作について、ケイコがジムの会長(三浦友和)と共有する「何か」に着目して論じられています。

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映画川 『SILENT SOUND』

不定期で掲載している映画レビューのコーナー「映画川」。今回は原智広さんが写真家・映像作家の小松浩子さんの作品『SILENT SOUND』について書いてくれました。同作は2021年にエキシビションで上映され、現在は映像のDVDに写真とブックレットがついたマルチプル・エディションとして発売されています。3つのライヴ空間を8mmフィルムで撮影、ライブ演奏の記録にもかかわらず無声映画として作られた映像から、原さんは何を見出したのでしょうか。

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映画川 『EUREKA/ユリイカ』デジタル・マスター完全版

5月13日からテアトル新宿で青山真治監督の代表作のひとつ、『EUREKA/ユリイカ』デジタル・マスター完全版(2000)が公開中です。青山監督の映画『サッド ヴァケイション』(07)、『共喰い』(12)、ドラマ『贖罪の共鳴曲』(15)で助監督を務めた是安祐さんが、久しぶりに本作をスクリーンで観て再発見したことや、公開当時の2001年に青山監督が語っていた”情緒”というタームをもとに再考したことを綴られています。

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映画川 『アネット』

是安祐さんによる、現在公開中の映画『アネット』(レオス・カラックス監督)のレビューを掲載します。ミュージカル映画でありながら殆どダンスシーンがない本作において、是安さんが最も”スペクタクル”を感じたのはどの場面だったのか。そのシーンの演出やショットの構成を詳細に分析しながら、その”スペクタクル”の在り方ついて考察されています。

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映画川 『北の橋』

4月8日からヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「ジャック・リヴェット映画祭」で上映されている『北の橋』の映画評を掲載します。リヴェット監督がビュル&パスカル・オジェとともに、1980年のパリの街を舞台に短期間・低予算で撮影した本作の魔術的ともいえる手法について、原智広さんが考察されています。

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映画川 特別篇:『FUGAKU』シリーズのためのいくつかの補助線

青山真治監督の『FUGAKU』3部作が、2月10日からGHOST STREAMで配信されています。『FUGAKU』は、青山監督が多摩美術大学映像演劇科の教授在任中(2012~2015年)に同科の学生や教員とともに制作した中篇シリーズで、これまで同大学映画祭や特集上映でしか観ることのできなかった作品です。同シリーズの配信に際して、海老根剛さんがGHOST STREAMに寄稿してくれた論考をここに転載します。

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映画川 「誰のものでもない風景、姿、かたち 金村修に寄せて」

原智広さんによる金村修さんの映像作品に関する論考です。2000年に史上2番目の若さで土門拳賞を受賞するなど写真家としても活躍する金村修さんは近年、『Animals』(2017年)や『Cattle mutilation』(2019年)といった映像作品を発表し、映像インスタレーション展や、Nyantoraや3RENSAほかミュージシャンとのライヴ・コラボレーションを行うなど、映像の分野でも精力的に活動されています。金村さんの作品を体感するのは自分にとって「精神のリハビリ行為」だという原さんが、その映像表現について考察されています。

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映画川 『La Vie nouvelle』

先月掲載した『Sombre』評に続く、原智広さんによるフィリップ・グランドリュー監督作
“布教活動”第2弾。今回は2002年に発表された長編第2作『La Vie nouvelle』を取り上げます。東欧にある荒廃した架空の都市で出逢ったアメリカ人の青年と売春婦の関係を軸に、グランドリュー監督が見せる「新しい生」とは――。

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映画川 『Sombre』

今回の映画川は『Sombre』という、1998年のロカルノ国際映画祭で初上映されたフィリップ・グランドリュー監督の長編処女作を取り上げています。同作を含め日本未公開の作品が多いグランドリュー監督作の「日本公開のための嘆願書」として、原智広さんが寄稿してくれました。”暗い”、”陰鬱な”、”闇”といった意味の言葉をタイトルに持つ映画に原さんが魅了される理由とは――。

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映画川 『セザンヌ』

昨年11月から、ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレの監督作48作品を5期に分けて上映する「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2020」がアテネ・フランセ文化センターで開催中です。同特集において2月5日(金)に上映される『セザンヌ』に関する論考を、原智広さんが寄稿してくれました。ダニエル・ユイレによるジョアシャン・ガスケ著『セザンヌ』におけるセザンヌの発言の朗読と、セザンヌゆかりの土地や絵画などを映した映像で構成されるドキュメンタリーが私たちに問いかけるものとは。

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映画川 『空に住む』

現在公開中の『空に住む』(青山真治監督)の映画評をお届けします。両親の急死にともない叔父が所有する都心のタワーマンションの一室に住むことになった主人公が、新たな出逢いや別れ、周囲の人々との交流を通して、自らの生を切り開いていく――。彼女が辿るその道程が本作においてどのように描かれているのか、坂本安美さんが静かな眼差しで見つめられています。

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映画川 『VIDEOPHOBIA』

海老根剛さんによる、現在公開中の『VIDEOPHOBIA』(宮崎大祐監督)の映画評をお届けします。名前も知らない男性との一夜限りの情事を撮影したと思われる動画がネット上に流出していることに気づいた女性を主人公とする本作において、その舞台となる街や主人公の顔がどのようにとらえられているのか。さらに、この作品がどのような可能性に賭けているのかが考察されていきます。