妄想映画日記 その144

樋口泰人の「妄想映画日記」10月後半分の更新です。高崎爆音映画祭にて黒沢清さんとの『回路』爆音上映トーク、東京国際映画祭『はだかのゆめ』セレモニー、シネマート心斎橋でのboidsound音調整などの日々からダウンまで。エクスネ・ケディの幻の「CONTACT」ライヴも開催されました。
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(c) 三田村亮

文=樋口泰人



10月16日(日)
再び高崎へ。着いたらすでに黒沢さんたちも到着していた。『回路』上映前にこの夏のあれやこれやを聞く。『回路』は何度も観ているはずなのに思い切り勘違いしているシーンを発見した。発見というか、わたしが記憶の中で完全に捏造しているシーン。しかし何度も観ているわけだからいずれかの時に気がつくはずなのだがどうして気づかなかったのか。とにかく記憶の中では確実にあってそれがまさにこの映画を象徴しているように思えたシーンがないのである。今年の初めにも観たはずなんだが。
そんな動揺を引きずりつつ上映後のトーク。フィルムで撮影することとデジタルで撮影することとの世界の受け入れ方の違いについて。黒沢さんの映画とそれが向き合う世界についての基本姿勢をここで語ってもらうことができて本当によかった。そして最後にじゃんけん大会。打ち合わせなしで黒沢さんにその場でじゃんけんまでさせてしまった。ファンには怒られそうだがまあこれも映画祭のお楽しみ。
その後『サッド・ヴァケイション』で映画祭終了。打ち上げは洋食レストラン。マッシュポテト載せのステーキや濃厚チーズケーキなど、美味しくそして満腹で新幹線に乗る。

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10月17日(月)
朝から社長仕事、boidの経理関係の整理と税理士との対応。あっという間に1日が終わり無茶苦茶疲れているが眠れない。


 
10月18日(火)
まるで眠れず、昼からの某新作映画(近々boidsound上映する予定)の試写にも行けず、結局全ての予定をキャンセルして、しかし各所連絡は次々にやってきて休むこともできず、パソコンの前でうたた寝するしかない。
そしてこのバタバタの中で開けるのを忘れていた友人から届いた荷物の中にこんなものが入っていた。

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10月19日(水)
昼から青山邸へ。中途半端になっていた部屋の整理。そして山積みの本を部屋に残すものと誰かにあげるもの売るものに分けていく。とりあえず大量の文庫本などは神保町の「猫の本棚」(https://nekohon.tokyo/)に青山の本棚を作ってもらい、そこで展示販売をすることにした。もはや手に入らない貴重な本も入っているが、部屋に残せる数は限りがあるし、多くの人の手にわたって読まれたほうが本のためでもある。ということで胸は痛むがそれら「猫の本棚」用の本を次々に段ボールに入れる。本来なら残しておくべき本を見逃して段ボールに入れてしまったかもしれない。だがそれも何かの縁。思わぬところにたどり着き、思わぬ展開を見せてくれたら。
そしてロバート・ゴードンの訃報。今年は本当にもうやりきれない。90年くらいの初来日の際の金ラメジャケットの姿が未だに瞼に焼き付いている。
夜はシネクイントにて11月3日からの音楽映画祭の音の調整。『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ』『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』『ノーザンソウル』『メイキング・オブ・モータウン』。どれも作られた場所も違うしドキュメンタリーだったりフィクションだったりで、作品ごとにゼロから調整していく感じになるが、それぞれやればやるほど音の輪郭が際立ちバランスが良くなり心地よく響き始める。爆音ではないので音圧を期待されると困ってしまうのだが、映画館の機材だけでの上映ということならベストに近い状態で鑑賞してもらえるのではないかと思う。やっているうちになんだか楽しくなり元気にもなったりして続けていたら、気がつくと朝4時を回っていた。
帰宅5時過ぎ。風呂に入って寝るときは7時近くになっていた。

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10月20日(木)
13時から青山の本のための山田勲生さんへのオンライン・インタビュー。ほとんど眠れぬままだったが、山田さんの話が面白く、90分があっという間だった。これはリトルモアから出版予定の『青山真治クロニクルズ』に載録される。お楽しみに。
一旦昼寝をしてその後青山で迷子になり表参道との交差点を行ったり来たりクルクル回ったりどこにも行けなくなって冷や汗をかくがまったく解決の糸口もなくグーグルマップもまたクルクルと周り自分がどこを向いているのかもわからなくなりさらに行ったり来たりで待ち合わせにはだいぶ早く着いたのに10分くらい遅れようやく目当ての場所に辿り着き蕎麦を食い、イメフォにて『N・P』上映後に監督のリサさんとのトーク。生と死の間にあることの呪いを引き受けつつ生きることについて。この映画の上映のきっかけを作ってくれた牧野貴くんとも久々に会う。
そしてシネクイントへ。『はだかのゆめ』『トミー』『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』。
『はだかのゆめ』は先日菊池さんもやってきて確認していたので、うるさくならない程度にさらに少し音をあげ、耳障りなところを削り、最後の歌を監督にも確認してもらい終了。大きな音ではないが、水の音雨の音虫の声風の音が目の前で揺れ、その揺れの中に視線が吸い込まれていく。贅沢すぎる上映になると思う。
『トミー』の音が悪いのはわかっていて覚悟はしていたが、それでも最初はもうこれは上映できないんじゃないかと思ったくらい。しかしやればできる。徐々にあの時代のグルーヴが湧き上がってくるビートが足腰を揺らす。これなら皆さんに満足していただけるだろう。
『アメイジング・グレイス』は昨夜の『メイキング・オブ・モータウン』と同じ設定で始めたらやはりうまくいった。レコーディングということもあって緊張感漂うアレサの表情と声は、『リスペクト』を観た後だと余計に心に響く。こんなことなら『リスペクト』もプログラムに加えて貰えばよかった。『リスペクト』はプログラムを決めている時は未見、周りの評判はあまり良くなかったので、加えてもらう理由がなかったのだ。だが観てみると案外面白いではないか。評判の『エルヴィス』よりもいい。まあ『エルヴィス』は『エルヴィス』で観る価値は十分にあったけれど。でもやはりわたしの中の『エルヴィス』の方が俄然面白かった。いつかそのことも書けたらと思っているのだが今はその時間も体力も気力もない。調整終了は午前3時30分。
 
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10月21日(金)
昼に起きパソコンに向かう。未読のメールが200通くらいある。思わぬ連絡などもあるので順番に読んで、返事が必要なものには対応していく。もちろんいくらやっても終わらない。ようやくの頃50通くらいになってきたところで本日のメールが次々にやってきて、残り50通がいくらやっても減らない。終了午前2時。1週間遅れの原稿を書くはずだったのだができなかった。映画も観られない。1歩も外に出ず。


 
10月22日(土)
終日原稿。やはり1歩も外に出られず。

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10月23日(日)
目覚めから左耳の耳鳴りがひどい。メニエールが復活したのである。終日原稿(昨日とは別のもの)。1歩も外に出られず。原稿は終えたが、明日は東京国際映画祭にエクスネ・ケディのライヴ。それが終わると月末までの作業が山積みでそれを思うとまったく眠れず。
 


10月24日(月)
昼前にはポニーキャニオンにたどり着いて『はだかのゆめ』がらみの作業をというはずだったのだが、起き上がれず、着いたのは15時過ぎ。ボーっとしている。そこから皆さんと一緒に東京国際映画祭の会場へ。帝国ホテルの宴会場で待機。出品作品すべての控室となっているので知り合いも大勢いるし、知り合いではないテレビでよく知った人も大勢いる。居心地いいような悪いような。監督、キャストのみなさんはレッドカーペットへ。あとからネットで確認すると、そこでインタビューされた甫木元はなんだか微妙なギャグをかましていたようで笑ってしまう。しかし、このレッドカーペットの儀式を行うためにいったいどれだけの人員と時間と予算とがかけられているのか。そこそこの日本映画の1本、2本はこの経費で撮れるはずだ。何かいい方法はないのだろうか。

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その後、エクスネ。開場時間直前に駆け込んで、物販その他。動員は本当に心配だったのだが気が付くと目標人数に。ライヴはライヴ後の物販が驚くほど売れたのと、皆さんのニコニコ顔で大成功だったのがわかる。わたしは冒頭の2曲ほどでメニエル状態がひどくなり、左耳が完全にダウンまともに音を聴けなくなってしまった。ただとにかくロックは見た目というグラムロックの渦巻く精神をまるごと現前化されたようなステージ。それだけで泣けた。

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ライヴ写真 (c) 三田村亮


 
10月25日(火)
朝からめまい。何もできず。
 


10月26日(水)
予定キャンセル。何もできず。


 
10月27日(木)
本日も予定キャンセルなのだがひとつだけ無理やり打ち合わせ。途中で気が遠くなる。少し良くなっためまいも復活。やはり無理するとろくなことはない。ヤクルト、サヨナラ負け。オリックスのリリーフ陣の投球がすごすぎて打てる気がしない。


 
10月28日(金)
めまい止めでなんとかめまいを抑え込み、副作用の眠気も受け入れつつうとうとしたまま大阪へ。夜はシネマート心斎橋でboidsound上映の音の調整があるのだ。こればかりはわたしが行かないと成り立たない。爆音の方は井手くんに任せられるのだが。
しかしシネマート心斎橋のあるビッグステップビルは相変わらず派手である。この季節はハロウィン仕様。若者たちが集って写真を撮っている。もちろんわたしも撮る。
調整は『ディーバ』『バビロン』『ランディ・ローズ』。今回はスクリーン2にて。2の方は機材自体は新しいのだが音の広がりが今ひとつで毎回苦労する。もちろん普通に映画を見るのにはなんの問題もないわけだがしかしこちらはできる限り気持ちよく聞きたいわけである。それもひとりやふたりではなくそこに集まった人みんながその人の魂と映画の音が触れ合うような体験をしてもらいたい。そんな思いで映画と向き合っているうちにじわっとメニエルが引いていった(ような気がした)。調整に時間はかかる。『ディーバ』も『バビロン』も2チャンネルで音楽とセリフが同じトラックにあるので両方が無理なく心地よくなるバランスを探らねばならない。それに『バビロン』は元の音がめちゃくちゃ悪い。同じ登場人物のセリフでもさっきと今では質感が全然違ったりする。でもそれが映画の内容とよく合っている。あのデタラメの勢いがそのままひとつの映画の型式として映画のルールを作り始めるポイントがあり、それに沿って人々が変容していく。それとともにこの悪い音が「これでいいのだ」と聞こえてくるのである。
『ディーバ』はかつて観た感覚を思い出しつつ。あれからもう40年が経った。いったい自分は何やってるんだとクラクラする。わたしより1歳年上のランディ・ローズが亡くなったのは『ディーバ』が製作された翌年、日本公開の前年である。25歳。その生涯を追った『ランディ・ローズ』を観ると自分の記憶とまったく違う。勝手に色々捏造していた。そんなことにドキドキしながらこちらは5.1チャンネルの音作りなので対応はしやすい。しかしいろんな場所でいろんな人にインタビューをし、それに過去のアーカイヴ映像が混ざるこういうドキュメンタリーはそれぞれの箇所で音の質がバラバラで、古いビデオに記録されたライヴ映像や音はもうボロボロ。そんなものも見せつつ聞かせつつ、クリアな音源もしっかり聞かせるその出し入れは、音楽ドキュメンタリーの編集作業の醍醐味でもある。こちらはその製作者たちの意図を聞き取りつつそれが生み出す響きと共鳴とを会場に溢れさせる作業。深夜作業のお楽しみである。終了午前4時前。

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10月29日(土)
それまではまったく気づかなかったのだがハロウィンの週末である。昼から変な服装をした人たちがちらほらいるなあと不思議に思っていたのであった。14時過ぎにようやく起き上がりホテルでもらった全国旅行支援の4000円のクーポンで前から気になっていたホテルそばのしゃぶしゃぶ屋に入ったらどうも様子がおかしく、店員が若い女性ばかりでみなさんメイドの格好をしている。席もカウンターだけでそのカウンターの向こうでメイドさんたちが肉やら野菜やらを出してくれるのである。もちろんここはハロウィンだからということではない、おそらく。メイドしゃぶしゃぶというジャンルは果たしてあるのだろうか。いずれにしても世界が遠くなるばかりである。

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しっかりしなければと中古レコード屋に行ったら、クランプスのレコードがファースト以外ほぼ全部揃っていてもちろんロバート・ゴードンのアルバムもしっかり置いてあるという、しかも他のジャンルも充実していて解説もそれぞれ専門の担当者が書いているものと思われる、東京にも支店出してほしいと思うような店だった。でもまあ、それゆえそれなりの金額がつけられている。クランプスの7インチの正規盤は9800円という値段がついていた。金に困ったらここに売りにこよう。
何枚か買ったのだが、店員がいかにも関西のアンダーグラウンドといった感じの独特の人だった。母船の池部くんが無愛想でボソボソと喋りよそ者を受け付けない感じを漂わせつつしかしどこか生真面目な部分も見せる、みたいな。基本的には店番には全然不向きだと思われるが、この店はこれで十分いけるだろう。
夜も具合は回復せず昨夜に続きうどんを食って(別場所)、シネマート方面に行くとハロウィンが賑わっている。なんか羨ましくもあり、関係なくもあり。『未来惑星 ザルドス』の世界もまた遠い70年代という雰囲気満載だがそれはそれでラヴリーで、ああシャーロット・ランプリングいいなあ。音は3チャンネルだが、ほぼ、モノラルの3チャンネル。つまり同じトラックがLCRのスピーカーから出るという仕組みである。つまり当時の音声トラックを無理やり分解して5.1チャンネルに振り分けるのではなく、そんな無理やりなことをやるならこのままで、という堂々とした態度。もちろんいい音ではない。だが微調整していくとこれで行くのが良い、という一筋の道が見える。音はそのシンプルな道をひたすら歩む。あまり変化のない繰り返しが次第に心を開かせる。この次の作品が『エクソシスト2』になるわけだから、ジョン・ブアマン恐るべし。この2本立て、いつかやりたい。
深夜になっても、映画館外の道は若者がわらわらと。それを時々見ながら、スクリーン1に場所を移して、さらに『未来惑星 ザルドス』と『ランディ・ローズ』。1の方は音が会場を柔らかく包む。天井が高いからか、スピーカーの位置が少し高いからか。いい感じである。終了午前2時30分。
ホテルに帰っても眠れず。音の調整をした後は大抵こうである。そうこうしている内に、『やまぶき』のパンフのレイアウトデータが届く。みなさんに届けたりチェックをしたりで夜が明ける。眠ろうとしたがダメ。仕方ないのでそのまま仕事を続ける。

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10月30日(日)
眠れずぼんやりしたままの時間が続いている。もうこのままずっと眠れないんじゃないかと不安になる。あるいはこんなことが度々続くともうまともには生きていけないのではないかとさらに眠れなくなる。ドトールでコーヒーを飲み少し頭をすっきりさせようとするがまあ、気休めである。妻から頼まれていた鶴橋のキムチ。せっかくだからテールスープかソルロンタンかシレギスープ(干した大根の葉や白菜のスープ)を食おうと思うものの全然胃が働いていないのは十分にわかる。でもせっかくなので、今年はもう行けないかもしれないし。ということでキムチを買い、結局ソルロンタンにした。その間にも『やまぶき』関係パンフの連絡いくつか。まあ、11月5日から公開なのにまだ入稿もしていないのだから当たり前である。恐ろしいスケジュール。だがもうちょっと。帰りの新幹線の中でも各所連絡。帰ってから転寝したがなんだか寝た気がしない。こうやって寝た気がしないままずっと生きていくのだろうか。大阪で買った7インチを聞いたら少し元気が出た。TVパーソナリティーズは自分の原点と言うしかない。


 
10月31日(月)
またもやほぼ眠れず。TIFFでの『はだかのゆめ』上映ということがあり、昼からポニーキャニオンに行ってインタビューの立ち合いなど、という予定だったのだがあまりに具合悪くキャンセル。しか『やまぶき』の入稿作業もあり寝込んでいたというわけではない。明け方から夕方まで目一杯働き、『はだかのゆめ』の映画祭上映後の質疑応答を観覧。この映画、一度観てしまうとビアリストックスの演奏するテーマ曲「はだかのゆめ」が流れるだけで涙腺が緩むことになる。監督キャストたちの登壇時には当たり前のようにこの曲が流れるわけなのでもう冒頭からうるうるである。

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その後、打ち上げにちょっとだけ参加して、ハロウィンの渋谷へ。シネクイントでのboidsound上映のための音の調整である。『デヴィッド・ボウイ/ムーンエイジ・デイドリーム』『77 BOADRUM』、そして『SAYONARA AMERICA』。
渋谷はカオスであった。スクランブル交差点は絶対避けるということで半蔵門線の109側の出口から出てセンター街を横断して向かうという道筋にしたのだが、センター街がね。横断するだけで大変。ただそれなりの数の警備員が出ていて整理はしてくれていたのでことなきを得た。
調整は苦労しつつも最高の出来上がり。音量も完全に爆音レベルで、わたしの耳も目一杯。時にはこれくらいがいい。終了午前3時。渋谷はまだまだ盛り上がっていた。月曜日だから終電で終了かと思っていたがまったくそうではなかった。まあ、休日前でなくてよかったとしか言いようがない。タクシーは無事つかまった。とはいえ爆音とハロウィンの興奮が伝播してまたもや眠れず。起きたら新千歳にいかなければならないのだが。8時過ぎにようやく寝た。

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樋口泰人

映画批評家、boid主宰、爆音映画祭プロデューサー。98年に「boid」設立。04年から吉祥寺バウスシアターにて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての爆音上映シリーズを企画・上映。08年より始まった「爆音映画祭」は全国的に展開中。著書に『映画は爆音でささやく』(boid)、『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)、編書に『ロスト・イン・アメリカ』(デジタルハリウッド)、『恐怖の映画史』(黒沢清、篠崎誠著/青土社)など。